加古川市加古川町大野に坐す、日岡坐天伊佐々比古神社です。
日岡坐天伊佐々比古神社
御祭神:天伊佐々彦命
配祀:豊玉比賣命・鵜草葺不合命・天照皇大御神・市杵島比売命
JR加古川線で加古川からひと駅。日中30分に1本の無人駅です。
駅を出たら、別府川を渡って直進すると、スグに看板があります。右(南)を見れば鳥居が見えます。かつては、別府川と加古川の間は大きな中洲になっていたようです。
そして、左(北)を向くと随神門があります。折しも七五三ということで、境内大混雑していましたよ。丁度三姉妹の七五三ということで、小さい女の子は落ち着きがなくて、お姉ちゃんもお母さんも大変、お父さんは、ザックリでいいと思っているようですが、お母さんは妥協なしということで、延々やるモンだから、末っ子はくたびれてスネてましたよ。ちなみに、門の手前右側が駐車場になっています。
ゆるやかな坂道を上ったところにある随神門。
門をくぐって左、一段高い場所。
住吉神社
御祭神:上筒男命・中筒男命・底筒男命
珍しいタイル貼りの御社殿です。
熊野神社
御祭神:伊弉諾尊・伊弉册尊
北側、本殿に向かう参道です。せっかく坂を上ってきたのに、今度は結構下ります。
そこを下らずに右(東)に行くと、大鳥居神社(居屋河原日岡神社)。
御祭神:天伊佐々彦命・豐玉比賣命・鵜茅葺不合命
元宮は、旧西国街道沿いにあって、大きな鳥居が街道をまたいでいたようです。そうすると、参勤交代の大名は、下馬して通らなくてはならなかったそうです。ま、それは都合が悪いということで、幕府によってしかるべき措置がとられたそうです。また、江戸時代には、正一位日向大明神とも呼ばれていたようです。正一位というとなんだか稲荷神社のようですね。そうでないのに、ワザワザ正一位とつけるのにはナニカ魂胆があったのかもしれません。
せっかく下った坂の次はまた、階段で拝殿へ・・・。
本殿は更に高い場所、丘の斜面にあります。後々考えてみるに、加古川左岸の日岡の麓は少し入江状になっていまして、入江の北岸斜面に本殿があるという状況でしょうか。往古は、加古川の三角州の上流にある水門(ミナト)であり、丘の上は加古川両岸を見渡せる物見台でもあった、交通の要衝でもあったんじゃあないでしょうか・・・。
稲荷神社
御祭神:保食命
天満神社
御祭神:少名毘古那命・菅原道真
恵美酒神社
御祭神:蛭子命
高御位神社
御祭神:(医薬神)大己貴命・事代主命
日岡御陵への参道。
日本武尊生誕伝説から、安産信仰の地ですね。
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