神戸市中央区に坐す、一宮神社です。
御祭神:田心姫命
生田裔神八社の1社
伊久波神社
御祭神:伊久波戸田宿祢命
布敷首とか生田首とかがきになるところです。
古代(3~4世紀頃)この辺りに栄えた一族の布敷首によりこの土地が開発された事等を敬いその子孫により当社に祭られたと伝えられている。
伊久波(的)は、世暦324年に仁徳天皇の12年7月高麗より鉄的と鉄盾を献上した時、武内宿禰の子孫の葛城氏の一族の盾宿禰が献上の的を射通したので的(伊久波)戸田宿禰の名を賜った。
布敷首、生田首は武内宿禰の子孫であり、的(伊久波)戸田宿禰の子孫がいたので一宮神社境内に伊久波神社を祭ったのであろう。1699(元禄12)年の記録にいくは神社のあることを記している。「国際港転の生いたち」より転書
平面図では理解しづらいですが、旧生田川の左岸、かつての断崖の先端部分に坐しています。そして、太古の生田川最も西寄りの流れは、この社の南で更に西南に進んでいきます。そして、最も低い筋道を辿っていくと、東門街、すなわち、現生田神社のすぐ東側へと川筋は続いていくのです。
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