神戸市兵庫区佐比江に坐す猿田彦神社です。
御祭神:猿田彦大神
現社殿造営時に日本画家が描いたそうです。
佐比江稲荷神社:倉稲魂
社頭掲示の由緒によると、清盛公縁とも読めなくはないですが、清盛公が奉遷したとは書いてないようにも読めます。
社頭のこちらの掲示の方が納得できますね。でも、遊女の信仰が厚いとなると、猿田彦神ではなくて、天鈿女命ではなかろうかと思うところ、神戸市須磨区白川に坐す山伏山神社から奉遷したとのことで・・・。
御祭神:猿田彦大神・天鈿女命
創建は、応保2(1162)年と伝えられ、祭神の猿田彦大神は、故事にも由来する道彦の神。配祀の天鈿女命は芸能の神として信仰をあつめる。
兵庫の佐比江に遊廓のあった頃、遊女達が月参りし、今も鷲尾家には、その頃奉納されたみくじ筒が残されている。筒の周囲には、奉納した彼女達の源氏名が記される(※応保2(1162)年、清盛は摂津八部荘(大輪田泊)を入手)
当社は源平の合戦の折に、源義経の軍勢を鶴越から一の谷へと道案内した事で、鷲尾の姓を賜ったとされる。鷲尾家の氏神としてたたずむ。
とあって、清盛公縁とすれば、なんとも皮肉なことになってしまいますね。
灯篭・文政5(1822)年・手水・延宝8(1680)年
そして、何よりも気になったのが、この石碑。弁天社が見当たりませんでした。ふと、拝殿を見ると、蝋燭を灯す台がありまして、もしかして、本殿に合祀されているのかもしれませんね。
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